ジャングルを育ててみる
- Original Chocolate Project -
チョコレートプロジェクト発足
自然栽培やアグロフォレストリーといったコンセプトで、カカオの栽培も試してみる。コーヒーの木、カカオの木、そしてレモングラスなどの草を一つの場所で育てていく。それはまさに自分たちでジャングルを育てていくような話し。
トータルで考えて良ければやってみる
自分たちの農園は標高が1300m程度の所にある。これは、一般的にカカオの栽培に適した場所に比べると、かなり高い標高とのこと。でも、気温はとても安定していて、年間を通じて15度以下になることはほとんどない。雨も定期的に沢山降る。農園の横には川も流れている。なので、トータルで考えると、自分たちの農園がある地域は、カカオ栽培には最適なようだ。(という思いこみ。)色々と細分化して考えるのではなく、トータルで考えて良さそうなのでやってみる。
ドリームプロジェクト稼働
自分たちで育てたカカオからチョコレートを作って、そしてみんなで味わってみたい。やってみたいという気持ちがあって、それが実現できる大自然の環境があって。あとは、カカオの苗木を見つけて農園に植えることが出来れば、とりあえずカカオ栽培を始める事ができる。そうゆう安易な思い込みからついに、「自家栽培のカカオを使ってナチュラルチョコレートを作ろう!」というドリームプロジェクトが2024年5月に発足。そしてカカオの苗木を本格的に探すことに。
苗木を探す
自分たちの農園がある農村地域ではカカオの栽培をしている農家が見つからなかった為、カカオの苗木がそもそも手に入らなかった。この時、大きな力となったのが、ボーラウェン・コミュニティファームの存在。コミュニティファームのメンバーのネットワークを通じて、ラオスに限らず、ベトナムやタイでカカオ栽培をしている様々な農家の人たちとコンタクトをすることが出来た。さらには、カカオ栽培やチョコレート作りの専門家とも情報交換をすることができた。当然、このような専門家とコンタクトが取れたことは自分たちにとっては想定外。自分たちにも美味しいチョコレートが作れそうという一方的な思い込みがさらに強まった。そして、カカオの苗木もついに見つかった。


600本の苗木を植える
農園に植える為のカカオの苗木を探すことに、想定外に時間が掛かってしまったけれど。それでも結果的には、600本の苗木を集めることが出来た。そして、ついに自分たちの農園に苗木を全て植える事が出来た。

5ヶ月経過
苗木を植えてから5か月経過。枯れてしまった苗木や成長していない苗木がある中で、カカオの木にすこしづつ成長している苗木もある。考え方は、焦らずゆっくり、豊かな自然の環境に任せる。
